大聖堂/アラガイs
 

不思議だね 。
宇宙から見れば高い石塔を見つめているのは果たしてぼくたちのどっちなのだろう 。
あの教会の外壁と窓には奇妙な生き物たちが飾られているから
きっとぼくたちの魂は食べられ
或いはきみの魂を食べているのはぼくたちかも知れないのだから 。
不思議な世界だね 相反する生き物たちの印がこんなにも永く像として生き続けるなんて 。
科学の冷静さとは…進歩と調和と或ることを考えてみる 。 仮に黒い【マスク】に覆われ白い羽根の姿をした偶像が文字化して鐘を鳴らす 。街の人々は知らず知らずに欠けたその石像の口の中に腕を突っ込んでいる。その動機とは鍾乳洞のかたちをした大天井の隙間か
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