別れ/番田 
 

私は馬鹿だ
並んだ この
おもちゃの中の心にあるだろう
子供の 夢見る 世界だ


だけど目指した 学校の
閉ざされた 世界に
いつも立ちつくしていた
そして 理解できなかった


世界はここに あるのだと
私は夢を見させられた
流れる 景色の どこかで
確かに 私の姿を見た


消滅した 恋を
夜道に ひきずらせた そして
すべては遠すぎた
でも 近すぎた 私は


帰る場所を なくした
落とされていく いつも 私は
言葉を なくさせられた
思いを抱いていた


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