* 赤き粉/藤鈴呼
人達は
都会の 喧騒を 避けた
混雑した 人混みを 嫌った
仲間達のように 思えて来る。
たまに パラパラと 他人の声がして
振り返るけど そこに 貴方は居ない.
光と 音の 感覚も
あの時よりか 程 遠くって
耳を澄ましていなければ
この目 凝らして 見なければ
見過ごしてしまいそうな
花火たちばかりだよね
だから かえって 引き込まれるの?
頭上 大きく咲く 花たちよりも
感動を 今 あたしは
味わえて いるのかな.
感激を 今 あたしは
書き留めて おけてるのかな.
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