現在と不確定未来の物語/
さつき
朝は怖くて歩けなくって
昼はため息堪えるばかり
夜はひとり明日に脅える
そんな毎日が続いていっても
春はほろ酔い桜を見上げ
夏は木陰でひと息ついて
秋は紅葉の手のひら繋ぎ
冬は柔らかな輝き抱いて
そんなふうに生きたかったな
戻る
編
削
Point
(3)