今宵 演奏会/
砂木
込みで楽器を手に舞台の前にでた
十九歳の若者の ソロのたったワンフレーズの演奏が
あなたの父母や祖父母 そして私にとって歴史的な喜びである事
音が楽しい 音が嬉しい 音が泣いてる
うまいかヘタかよくわからないけど などというと
音楽とは何かなど勉強不足と ひかざるおえないけれど
あなたが本気で力一杯した演奏に拍手を贈る気持ちは
初めて 生まれたてのあなたに出会った時と同じ
音楽の海の中で どこまでも泳いで 奏でて
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