遺伝子たちの宴/吉岡ペペロ
 
町の明かりに

じぶんを問いかけている

やくざが入れ墨に

じぶんを問いかけるみたいに

ぼくの遺伝子がONになる


海を聴いている

茶色いレーズンを吸っている

ぼくのあたまが撫でられている

細胞たちが暗黒を

幸福な孤独でみたしている


町の明かりに

じぶんを問いかけている

やくざが入れ墨に

じぶんを問いかけるみたいに

ぼくの遺伝子がONになる







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