年末に寄せさせられる思い/番田 
 
捨てられた。


昆布の箱を、黒い袋の中に詰めこんで。



鉄骨飲料を掌に握りしめ、
渋谷の表参道で恐喝グループに遭遇し、
Tシャツ1枚で自販機の裏側に身を寄せられた少年、
左手の掌にはグローブのベストアルバムを握りしめている。
光ゲンジのしぐさをしてみても誰一人として微笑もうなどとしない。


パフィーの踊りを扱っていた、某著名ライター。
娘たちの行為は偽物だったにすぎないと、
森高千里の色紙ごと白壁から剥がしとっていく。


私は無限に呪うのだ。
女のような強靱な哲学が欲しい。
戦時中の愛国心は永遠に男の目尻にはある。


モーニング娘の踊りをダブらせる。



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