* リズミカルワイン/藤鈴呼
不器用に固まるグラスのようでしょう
月の光に 照らされていたのに
影に隠れてしまうような
リズミカルなワインを注がれても
いや・・・いや・・・と 身を震わせて
オルゴールの音に耳を傾けながら
動かない体を じっと 弄ぶ
人間の 大きな指を 恨みながら・・・
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
ガラスの溶ける瞬間のようでした。
「この箱には 夢を入れるんです・・・」
一つだけ 残された 幻想
貴方の夢の幻想
私にとっては 真実には ならなかった
恐怖は もう 感じない
もっと 素直に なろう
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