ひとりよがりだった/結川菜青
親友だと思っていた友人に
押し付けだと散々な言葉で
床に投げられた
当たっているのか
おもいやりとおせっかい
相手の気持ちに無知で
ひび割れたおせっかい
本気で話すことをためらう
始めから「あなたと私は違うの」
もう心から笑い合うこともない異国のひと
甘えることも無くなった
人間愛に富む彼女は
自分の窮地に
人間愛に乏しい病人を
許せなかった
それが事実だった
どうにもならなかった
「私の人生は比較級じゃない」
こころが狭いのはどちらか
そんなことはどうでもいい
ことのようだった
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