いまだに/Oz
 
あの扉の先にあった
何かを
僕は知らない
君に教えてもらっても
ピンと来ない
そのまま
それは永遠に

それは悲劇か?

山彦が聞こえる地点
呼吸がしづらい
悲しいのは嫌だな
それはとても辛い

「星が消えた」
それでどうだという
訳ではない
それはただの
情報に過ぎない
何をどうしろと
それは違う
だから

夕焼けに
目が焼かれる
皮が裂け
中から
くすんだ身が。
飛び散るは
紫の血
誰も悲しみはしない
不気味がるだけ
言うなれば
それでいい
叶うならば
祈りを
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