いやの詩/
佐倉 潮
いやなこと あった
だから いやなこと
書いた 紙に そしたら
いやなこと 書いてたの
見つけた 昔の
いやなこと 思い出した
けれども もう それは
すごくいやなことじゃ なかった
だからさっきの いやなことだって
いつか いやされてゆく
いやされてゆくんだ
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