なんだろう/砂木
 
というより 今がすべてでいいと思ってはいるけれど。
作品を盗作するという事は 作品が盗作者を乗っ取ることでもあるかも。
なにしろ 言葉の方が長生きできる。かもねぎというか ねぎかもというか。
どこかで読んだ視点や言葉で 一生 終わるのかもしれない。
誰にも読めない言語遊戯などといっても 何かを真似ないと
なにひとつ書けないのだと思う。
しかし やる気で盗作して 悲しくないというのは 言葉だけ盗んでも
詩生命は盗めていないという事ではないのか。
詩の源泉を本当に盗めたなら 盗作はできないだろうに。
詩を踏み台にしたつもりで詩に踏み台にされているということか。
発掘と 盗掘の違いってなんだろう。なんだろうなんだろう。
終わらないのでこのへんで終わります。
読んでおつきあいいただいた方 拙文失礼いたしました。
最近のなんだろうを お読み頂きありがとうございます。


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