ボーンズ/Oz
 
熱い骨が
体を包む
瞳に移る灰褐色は
悪戯に
空気を
変える

首を
キューッと
それで
私はドコまでも行けるの
例えば
愛の果てまでも

たっつんが
そんな事するなって
頬を叩くの
ありがとうって
私は両手を
彼の首に
かけるの

彼のキスが好き
そういう行為も好き
たっつんが好き

でも、
首を
キューッてしすぎて
病院で目覚めることも
たっつんは泣きながら
やめてくれっていうの
それが嬉しくて
嬉しくて
私は涙を流すんだけど…

ねぇ、
気付いたんだ
私は
そんな風に
たっつんが
心配してくれるのが
嬉しかっ
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