ボルカ氏のポケット/アラガイs
雨上がりはなつかしい果物の匂いがする。ポケットからひとつ取り出してみる
小さな白い球体は瞬く間に羽ばたきながら何処かに飛んでいった 。
君の胸はまったく空っぽで、 手垢だらけのハンカチで拭こうにもその輪郭がない 。
喫茶店の格子の隙間からこちらを覗き見ている。その眸はゼンマイ仕掛けの鳩ポッポ 。
ボルカ氏の注文は今日もガーター付き白い太もも萌えな味付けはナイスでクールな、それはやっぱりしょうゆよりソースだよ。首をちょこんと傾けおっぱいミルクを飲み、ぱっくり割れた桃色おまんじゅうに胡桃を押し込みコショウをふりかけたなら、あらら鼻水?鼻はむずむずハァ〜クション!じっと眺めてる
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