眠り/藤鈴呼
 
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理由がなければ
酒は飲めぬと
勘違いしていた頃

飲み会が 楽しみだった

理由をつくって
飲み会を開くことが
立て続けに起こり

お酒から 離れた

離れたフリ していても
心は 何処か 求めてて

冷蔵庫を 開けば
サンゴー缶が
鎮座している

さんごーかんって なあに?
かっぷら とか がそすた 
そう言うの アナタ だけだよ

350mlのチューハイや
カップラーメン
ガソリンスタンドは
日常に 溶け込んで 居るのです

理由がなくても 
飲めるようになった 私は

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