郷愁/
吉岡ペペロ
乗り継ぎの最終電車を待っている
訳もないのに懐かしくなっている
知らない町の明かりたちが
気配をころして僕を見張っている
建物に切られた夜を見つめている
ホームの蛍光灯が白く染みている
乗り継ぎの最終電車を待っている
訳もないのに懐かしくなっている
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