流れていく希望を捕まえて/流希-Яuki-
そよならを告げた
言葉と鼓動を刻んで
進んできた道に
瞬き続ける世界の中でそっと
この詩で目覚めていくものがある
この詩で眠れる日が来るだろう
この詩が僕に微笑むように
この詩が君に微笑むように
夢と泡を混ぜた僕と君の仲
黒い液体が混ざっては掻き消して
終わりを祈り
始まりを続けていた
愛情を裏返して
焦がし燃やして消えていく
愛するが故に失っていくのだ
今でも苦しみ続ける
失っていく彩りは輝いて
ずっと涙を錆付かせていく
もう開けたくない
視界は閉ざしたまま
遮断したい
だから残そうこの詩を
進んだ僕の形を
話さなくなってしまった君が居たということを
これからの自分の為に
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