窓/玄さん
窓という小さなスクリーン
世界中の何処を探しても見つからない
その窓は私に語りかける
その窓は白いレースのカーテンを揺らし
心地よい綿のような風が私に歌ってくれる
目の前には一本の木
何の木なのかわからないけど大きな木
その木のまわりには何もない
ただ朝は青い空と輝き続ける太陽
そして夜には笑顔を見せる月と時代を越えた満天の星
窓から織り成す永遠のファンタジー
果てしなく続く物語
スクリーンをずっと見つめているのは
傷だらけのくまさん
くまさん ありがとう いつも見てくれて
いつもここで 時を感じてくれて
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