夜の海で/番田 
 

私は今日も終わる
夜明け前の 世界で
寂しい微笑みを浮かべさせられながら
私は 今日も 終わるのだろう


世界は地獄だ
迷路の出口を 走り回らされた
夢が生まれる
希望は だけど 否定させられる


様々な食べ物を食べた
そしてカゴの中にゴミとして捨て去った
無の 言葉として放とうとする
眠った私の 世界を


私の中に消失した意味を
私の一部ではないと 言葉にする時
目にするものに覚える 言葉や響きを
想像に知った無の意味として



明日の 世界で
私を 捨てるのだろう
人の 願う
自分の片割れとして


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