中編小説 文芸誌ジョイントオーナーシップ・スペース 作 丸山 雅史/時間が蕩けるアインシュタイン
かが、天使が手を差し伸べるように僕を破壊者にするのを押し止めて、脳と眼球の熱を下げさせ、景色を固定させ、僕を正気に戻すんだ。…僕はもう一度精神科で看て貰った方がいいだろうか…? なんか、このまま自分自身を放っておくと、周りに危害を加える妄想に取り憑かれ、それどころじゃない、実際に暴力を振るうようになり、いつか本当に?父親?を殺してしまうかもしれないと。自分にぞっとするんだ…」
僕には君に医者に診て貰った方が良いとはどうしてか言えなかった。今にも言葉が飛び出そうとしているのを押さえ込んでいる?何か?があった。それは、僕にとってしばらくすると何故か、?心地良いもの?だった。
「…自分ではもうその
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