クソ野郎ふたたび(逮捕1周年記念)/salco
 

機動隊が必要なほどの有り様となった
「オシヲタカソーのりピー」の送迎場面では大人しく引き下がっていた
報道陣にまたもや人楯を押し潰され、
あまつさえ公権車両の口を塞がれ、もみくちゃである
すると、日本テレビの「ZERO」が早速、
布の下から顔を狙った独占大スクープを開陳に及んだ
逃げおおせた人殺し
変態性欲の怪物
悪鬼の如きその面貌は
あり体にうつむいた、弱々しい若者のそれでしかない
この撮影の瞬間は少なくとも、禍々しい、暴力を厭わぬ欲望は
シャッターを切った人間の側にのみ存在したことをも
それは見事に「激写」していた

大衆の「知る権利」を代表すると報道機関は自負す
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