秋に・・・/
まどろむ海月
遠い 知らないところ
此処がどこかも知らないくせに
此処はどこ
夕闇が過ぎればわかるさ
ああ そのころは
いちめんの星空のなか…
? 月の浜辺の釦(ボタン)
月夜の浜辺で 釦を拾った少年は
釦の穴から 海を見て
釦の穴から 月を見て
釦の穴から 星空を見た
きらきら光る 波間には
宇宙のすべてがあるようで
すべての宇宙を含んだ釦を
舌に乗せ ぶ〜ん
うれしいな 手を広げて
ぼくは宇宙飛行機だ
浜辺の砂には 柱時
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