朝、まばたきの露の/高梁サトル
 

消えそうに震える
ほっそりとちいさな肩
けだかさは
すべて死に絶えたのだと言う
おまえに似合う花がないこと
知っていて
それでも探し続ける
青ざめたねがいを
包み込む

ゆめの断片を
ひとつずつふるい落す
まばたきは
繰り返すたびに
希薄な何かに成り果てる
露のかずが
空に昇り
ふたたび重さを得て
戻ってくるその日まで

祈るのだ
しらじらと溶けて消えてゆく
全ての
またたきに
朝を
、夜を

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