さくら ものがたり/ ひより
 
それを運んでいるって知っておりますか?)

それを知って
お空は もっと もっと悲しくなりました。
秋になるほど 泣きました。
(秋の雨が悲しいのは そう言う理由も あったのでしょうか?)

もう泣かないで って
まっかな葉っぱは 寒くなるほど 染まりました。
(お山の桜の葉っぱ だんだんだん と まっかになるのは そう言う理由が あったんでしょうか?)

おお寒 こ寒 う―んと うんと 染まります
小鳥さんの お空さんの
思いを いっぱい 葉っぱに択して
幸せね

秋の陽に埋もれて 眠りました


とさ
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