神保町経由で/番田 
 

強烈なマー坊豆腐を食べたみたいに何か鼻が苦しい、
全身から大量の汗が吹き出してくるようだ、
もうきっと駄目なんだ、
私は唐辛子なんてもう絶対食べない。


嫌いになりそうだった、人間なんてー
多分好きなのは二次元の中の人々、
エヴァンゲリオンのキャラを秋葉原に行って、買いまくるー
オレンジの、赤や白や塩ビ人形たち。


おいしいマレービッチやディビュッフェの色を食べ、
満腹に、体がなったなら、
多色刷りの本を神保町に立ち寄って、買うさ、
絵画の誰も知らない技法が載っているはずだ。



セブンにて立ち読みし、
客引きの中を、
帰ろう、家に、
何かを、松屋にて食べ、


死んだようにドラえもんの泳ぐ風景を、
思い出しながら言葉を眠る。
一体、私は誰だ。
誰かのことの中で、思いは考える。
夢の誰もいない中を。


戻る   Point(1)