避難8/カエル
 
おいしいなって感じる
ずっとなんだろなんだろって
ダンサーが来てパンを渡す
パンを食べた瞬間にすごく満たされた
その瞬間
いろんなもの食ってる
うどん食って、チョコレート食って、素麺食って
食べたい空気が渦巻いている
その渦巻きが自分の中にも浸透していく

違う
なんだろ
最終的に
ある危険があって
耐えられないから別のところにいく
日常がまた戻ってくる
そこでも日常
ごはんのおいしい、必要はあった
必要がある人たちの、アジテーションとか
理屈が正しくても、そこで生活したら不幸せだった
あるいろんな方向から光があたる
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