☟ダブルアカウント・猿子と流砂子☞/salco
から書籍アナフィラキシー、とか?」
流砂子 「通用するかしら、そんな特異体質」
猿子 「んじゃ、親が詩の連帯保証人になってえらい目に遭ったとか」
流砂子 「あら。詩なんてそんなに深刻なものかしら」
猿子 「あー。全然」
流砂子 「労咳で死ぬ時代じゃなし。あれよ、おくびとかおならみたいなものでしょう?」
猿子 「そうです。本人にとって必要な生理で」
流砂子 「それじゃ尚更ハタ迷惑な場合だってあるじゃない」
猿子 「いや、別に迷惑でもありませんけどね。お互い様ですし」
流砂子 「じゃあ、あれかしらね。正直に、他人の詩なんかに興味ないと言うのが1番なのかしら」
猿子 「んー、私は興味
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