想像する体に憑依する妄想は/うめぜき
どうも右肩が重いので、
塩を部屋の隅に置き、
てっぺんをつぶす
大きな声が聞こえたような気がしました
タクシーの無線みたいな
声がどんどん右と左の耳に溢れるように、聞こえて、
困ったなと思って床についていたのですが、
すると体が動かなくなって、
うん、
あれは高校時代に良くなっていた金縛りでした。
そういえば高校生ぐらいの頃は
叫ばずにはいられなくて
今も同じようなのですが、
ぎらぎらするような
真夏の熱気は
もうどっかにいってしまったように思うのです
少年達のフリスビーの軌跡
女の子のやわらかな
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