眠るひまわり/さつき
 
無防備な網膜を焼き尽くすように
太陽が全力で燃え盛るなら
私は夏の夜になろう

草いきれの温もりと一番星の子守歌
小さな背中をくすぐる風で
零れた涙を何度でも拭こう

私の祈りは雲になって
月の光を四方に散らして
柔らかな眠りを君のまぶたに

明日の太陽に立ち向かう
眠るひまわり、君を愛する

戻る   Point(5)