回された言葉/番田
俺は今日もひどく酔いつぶれている路上で、
ただ一つの祈りも俺にはなかった。
俺は今日も非常に疲れ果てていたが、
そこでそして何をしていたのだろう。
街は本当に冷たすぎて、
誰ひとりとしてそこにはいないし、
だから眠りかけているだけなのかもしれないと思う。
一つも君に伝えようとする気持ちなどないのだが、
理解不能なほど、今日も俺は狂っていた。
他人はよく無駄なことをしているなどとは言ったものだろう。
言葉も非常にネオンサインで冷たすぎた私は無くしていて、
サービスエリアで冷たい夜を明かし、
横たわっていただけの私は、
歌も声もないのだと、
あきれ果てていたのだろう、君よ。
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