ガタンゴトン/
さつき
夜が西へ消えた。
待って欲しいと祈ったけれど、
太陽は容赦なく私の影を伸ばした。
どこか遠くでカラスが鳴き、
人々が目覚め始める。
みなそれぞれに思いを抱きながら、
今日も電車の振動に身を任せる。
何のために?
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