八木重吉の『雨』/吉岡ペペロ
 
誤解されて

ひとの役に立てなくなるようなとき

この詩を口ずさんで

しずかな気持ちになるのが好きです

脱力して

まるではだかで抱き合うように

お喋りしながら

まるで涙のあと甘え合うように

しずかな気持ちになるのが好きです




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