君のいる部屋/番田
僕は今日もずっと山手線に揺られていて少しばかり疲れたんだけれど、
何だか割合座り込んでいても何かをしているみたいだよと、
僕は無感動な日にだって手招きをしていようとする、
そんなマガジンや菓子やらの気持ちは何にもあてにならないものだと、
小さなこんな街角のアパートとかの一角でも、
そこで僕は女子高生の一人にでも会いたいものだなと、
何かとても今日も虐げられている気分がしたけれども、
そうして潜り込むベッドすらも無くしているわけなんだ、
きらめく街角のネオンサインの裏側でー。
夜のホテルの風景などを思い描いては、
ああ眠れていないのは自分ばかりなんだろうけれども、
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