木っ端ミジンコ/
海里
言葉のなる木が微塵に砕けて
ちっちゃなミジンコ
恒河沙生まれた
単眼複眼
お花の目をして
ぴこぴこなのぴこ泳いでる
君たちの
ひとつひとつを色にして
どんな絵だったら描けるだろう
わたし、だなんて言葉はいらない
ぴちぴちさとか、跳ね返り具合
この旋律はとか、言えばいい
「色鉛筆のためのパレット」より。
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