灰 〜改訂2〜まだまだ/ポー
 

肉体を失われた

魂だけの灰色の世界

この灰は藁か 炭か…

己の灰かもしれない


やわらかな 温かい 灰の中より

生まれ変わる 不死鳥よ


魂が肉体と切り離される刹那

不死鳥は何をおもう…



やわらかな灰の中


輪廻をおもい 温もりに浸るのだろうか…



我が肉体の灰に去るときを ただ 待つのだろうか


昇る朝日とともに 授かりし生は

前世を忘れて 飛び立つのだろう



その身に 炎を纏いながら…



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