HB/Akari Chika
 
自分の事しか見ていないようで
相手の事も
見てるんだよね ちゃんと

きみは高嶺の花だ、なんて
冗談でも
言ってほしくなかったよ

身を削るようにして
生きてきたから

私の
芯は
とんがってばかりで
伝えたい想いも
巧く
伝えられない

時と共に薄くなってしまう言葉も
しっかり
なぞってあげられる
私であれたら
良かったのに

こっち向いて
あっち向いて
あなたの手元から
わざと
離れようとして

大勢の人がいても
代わりなんていない、って
はっきり
言ってもらいたかったよ

もし
何千年も
何万年も
たんぽぽが吠え咲か
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