日曜日の画用紙に/番田 
 
たぶんそうなのだろうと僕自身の心に、少しづつ黒いネズミの微笑みを刻み付けて。
一体本当に、この私は誰なのだろうと
ながしそうめんを、横取りしてそこで食べても、同じ


なんとなく何かを見ているー、ニューシングルを白い耳で、受けているー、精神的な屍のようなものが、
黒い鉄の溶鉱炉に溶かされている気もする。
ーそうだ、そうだよ、もうどうでもいいから、人間自身なのかを、まず説明してくれ。ー
谷川俊太郎や村上春樹の、何らかのささやき声に覚えこまされている…、
赤い祭りの太鼓も、そこを流されて行く。
ぼやけた、護岸ブロックに、すり鉢状に擦り付けられた摩擦で破裂するにしても


岩石
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