合作「星たちの邂逅」/瑠王
郊外を流れ
ありふれた日常が
交わる
そんな状態を
考えてごらんよ
落ち着いてきただろう?
星が
夜なのに
遠のいていく
夜は
夜としてそこにあるのに
時間とは
対抗できない
固定された空間は
いつも時間に押しやられ
それは後ろ後ろへと
かすんでいく
夜は
夜として
こんなに
死んでいるのに
それは
永遠では
ないのだ
(死さえも、時間は、費やしていく)
気がついた
気がついたら
ヘッドライトの
洪水にいた
飲み込まれそうで
眩暈がして
ハンドルを
少し切って
ふらふらと
走った
人気のない駅につく頃には
す
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