「Dolls」の黄色い車〜〜〜/ヨルノテガム
者らしく作る ということや個性的であることは 困難で ありきたりかそうでないかは 一瞬の場面では光ったりするけれど 全編を通してはダメだったりと 一作品の中で充満する個性的な雰囲気や匂いというのは容易なことではない
この作品において 何が魅力かと言えば 世間や常識(鑑賞者側)と対極にある独特の世界を「違和感とズレ」の中で表現し歩み進めていくことであった
・文楽の人形で表される世界観(うまく言葉で言い表し難い世界)
・決まったセリフのように進む(リアリティーはあるが)無駄の無い会話
・黄色い車の外で 吹く玩具で遊ぶ女のカットが 映像的にズレていたりする
・男が 女と繋ぐ赤い紐
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