その裏側で/番田 
 

私は親友を夜ふけに忘れ去る
しかし私の道を歩んでいる全体を忘れていない
夢の世界をぼんやりと闇に照射しているとき
そして 今日も友人たちと共に日に失踪しようとするとき
私は無意識に探す 視界の逆側を



あの とても素敵だった 憧れの二人組の女友達は
けれど とても尊い存在だと私は時々感じる 二人組の女友達のことを
思っていた 二人の女友達の時々のあの素敵な微笑みを
そう あの素敵な そこでぼんやりと微笑んでいる二人の女友達の顔を
ああ 二人の女友達の恥ずかしがりやでいる 過去の私の目の彩りを
そこで笑顔として眺める いつかの私の二人組の女友達として



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