第6セクト/高梁サトル
断片的に腐敗してゆく
囚われの大地に
種子が落ちて芽吹き
雨が枯れようと
禍々しさのない陽に
両の手を広げ
受け入れる
知識を持たず
本性に従って生きるものたち
裸の木立の静けさは
善良な/残忍な
旅人を癒すのだろう
存在で
(きみの名前を暗記して
(持ち合わせたあらゆる知識で彩り
(反唱する
(洞察の美しさを添えて
宇宙は組織を生さない
真理は星座を作らない
何にも強制されない/強制しない
大地を目指している
それは
花の咲く
やさしい場所
再び
わたしたちの出会う
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