SO WHAT ?/アラガイs
―高架線の脇を潜れば/車道 。 昼間 蒸発したはずの微熱が沈殿する 。 (朦朧と)宵 ( 吐き出される触媒の黒い誘惑 )らぁ げ ( そして 深く蒼く/ 夜を待つ )倦怠 。
肌の苦味が点滅に霞み 舗装は堕落を纏う 。
アドレナリンがばらまかれた 。 キュルキュル キルと ――/―そこらじゅう 。家路に急ぐ 彼らの肩を 縮めている 。
それにしても不躾な女だった 。
今朝から虫の居所がわるいのは きっと死神に憑かれた所為だろう 。 石鹸の匂いが いまも鼻に残る 。゜ じっと バックミラーを凝視する 。
顔の見えないあの不気味な車はまだ、 後ろに張りつい
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