天気輪の丘/
佐藤真夏
金網の向こう側だけ喘息の発作によく似た狐の嫁入り
夢うつつ 枕のうえには時空間 効き足の指が朦朧として(おやすみなさい)
遠くから地下鉄の音がやってきて 無理して遊ぶわたしをさらう
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