talking about Life/Akari Chika
午前1時の 朝ごはん
はちみつを
かけただけのトーストと
皮の削り残した
梨
咎める人の
いないことに
慣れてしまったら
何を自由と 呼べば良いの
“1人で死ぬことが究極の自由”と
感じて生きている人も いるだろう
トランプを組み立てるとき
わざと倒すようにしてしまう
人だ
あ、孤独
あ、死ぬ
あ、自由
でも冷たく冷たくなっていく身体に
あたたかいあたたかい気持ちは必要だろう
意識がはっきり
してるなら
「誰か僕の手を握っていて下さい」
と言えるけど
それって
近くに
人が居たらの話ね
洗いざらしのシャツを着て
海原
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)