さらさら/藤鈴呼
秋晴れの空 駆け出して
何が 見付かるかな
ぽとんと落ちた 栗の実ひとつ
はたまたわたし 此の身ひとつ
自分探しも たまには良いけど
知りすぎちゃって 尻すぼみでは
生きられないね
ぽかんと出来る 場所を探しに
秋晴れの道 歩き始めて
何を 見つけようかな
ぽたりと垂れた 稲穂ひとふさ
つまんでフッと 息を掛けたら
たわわに実る 固い 米粒
神様からの 贈り物
いいえ 違うんです
一年間の 賜物なのです
雨の夜も 風の昼も
新しい朝も 古い昨日も
全て 忘れられなくて
全て 実にも ならないけれど
頑張って 来たからなのよって
いつか 固い米粒を 見詰めながら
キラキラした 瞳で
語り合えると 良いね
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地球外 やはり孤独は 堪えます
通信出来る 関係がイイ
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