*ルーシー二/藤鈴呼
 
舌先から街が見えた
憧れのデートコース 本当は君と行きたかった
だけど死んでしまったから 君の魂と小旅行

僕の姿が見えるかい? 僕はまだまだ温かいだろう?
天狗山に明かりが灯る 僕の知った夢ぼうし
終わらない物語だって知っている

明日の朝に桜が咲いたならば花見に行こう
舞い落ちる花びらを眺めながら 僕達の運命を
もう一度考えるんだ

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

皿に残されたのは 誰も食べたことのない物体
こんな物を消化したなら 僕は消去されてしまう

食料にもならない 生命維持装置
透明の管なんて要らないって泣き叫ん
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