サインバルタ/佐藤伊織
数えつくすと
何があるのか
たまねぎの皮はどこまでむけるのか
よくわからないのでここで一つ詩を書いて終わりにする。
僕が
ぼくが
僕が
ぼくが
ぼくがが
がぼくが
が ぼくが が
それ という ぼく が
せかい という せかい が
それ が これ が
一切の 幻を
極限を 取る
ことの 意味
無限の 日昨
斉一性 許可
斉一生 過去
斉一性 無限の
が
ああ
無限の無限
の
無限
のむげんんんの
mああああ mmっまあ
ぼくが首をつった
幽霊がそれを掴んだ
回転する僕の首
回転する幽霊
イデアが
終わる
一切の 幻を
極限を 取る
ことの 意味
無限の 日昨
斉一性 許可
斉一生 過去
斉一性 無限の
一つが終わりなき日常を
1対1対応でさきほど数え終わりました
飛び出す前に飛び出す前に飛び出す前に飛び出す
怒り狂い泣き叫び喜び狂い死ぬ
世界を抱きしめて
今数え終わりました
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