サインバルタ/佐藤伊織
、阪神大震災以前と以降に断絶があるように思う。思想と言うものが何か局所的な効用しかないとしても今を語っている思想というものはなんなのか、それは何処で語られているのかが気になっている。そういうものが先取りして語れる場が表現の世界なんだろう。
ニーチェ→実存主義→世界大戦、狂気
新たな構図が引かれたはずだ。誰かがそれについて話しているはずだ。それに気付かないのか、それは公然と語られているものなのか。
この社会が狂人の墓場だとして、「正常」人がいなくなったら一体誰がそれを狂人と呼ぶのか?、そもそもそれを狂人と呼ぶ僕は間違いなく狂人と認定されている。誰に?狂人によってだ。
今わかっ
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