輪郭は絹糸の様に緩やかでそれは触れることなくただ行先を追いながら、そしてなにもかも求めるようなことが.../ホロウ・シカエルボク
、詩か、音楽か、それとも絵画か…それともそれは、ただの営みに過ぎないのか、また、ただの営みは、詩や音楽や絵画ではありえないのか…?俺はいま立って歩きながら、無分別にキーを叩き続けている、これはなんだ?詩か音楽か絵画か、それとも営みか…それともそのすべてであり、どれでもないのか…定められたものを決して信じるなよ、道端に立ち尽くす物言わぬ案山子みたいな有様になりたくないのなら…俺は流れの中で心を静かにする、それは愚行であり善行でもある、それを識る俺は罪人であり賢者でもある、盲目でもあり千里眼でもある―なにも見えないが、はるか先まで知ることが出来る。
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