(フラグメンツ)/るか
 
   この寂滅の時に接して
          銃声



          3、
     
          声はどこからやってくるのか、わたしは知らない
          声は私を呼ぶことで世界を呼んでいる



          4、
          
          私は内部へ、どこまでも内部へと赴こうと思う
          たとえそこに果てしがなくても
          咲き匂う豊穣な内部の楽園へ

         
 
          5、
          
          永遠には名前がないから
          わたしたちは呼ぶことすら叶わない
          そこで夕暮れに影が伸びる
          なるべくわたしたちの孤独を
          つよく
          感じられるように








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